“道力”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうりき66.7%
どうりょく33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども、このことからして、亡者がお寺から迷い出すことがなくなってしまったのは、これ慢心和尚の道力どうりきと申すべきものでありましょう。
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
道力どうりき堅固を以て知られてはいるが、なにぶん越格おっかくのところが多く、我々には測り兼ねる器用がござる故、今日はねんごろに請うて、初学の者、或いは婦人子供たちにもわかるように
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
此方こちらへお通し申せという事ゆえ、孝助は案内につれられ奥へ通りますると、良石和尚は年五十五歳、道心堅固の智識にて大悟だいご徹底致し、寂寞じゃくまくと坐蒲団の上に坐っておりまするが、道力どうりょく自然に表に現われ