道力どうりき)” の例文
けれども、このことからして、亡者がお寺から迷い出すことがなくなってしまったのは、これ慢心和尚の道力どうりきと申すべきものでありましょう。
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
道力どうりき堅固を以て知られてはいるが、なにぶん越格おっかくのところが多く、我々には測り兼ねる器用がござる故、今日はねんごろに請うて、初学の者、或いは婦人子供たちにもわかるように
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)