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遏
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とど
ふりがな文庫
“
遏
(
とど
)” の例文
太祖の崩ぜるは
閏
(
うるう
)
五月なり、諸王の
入京
(
にゅうけい
)
を
遏
(
とど
)
められて
悦
(
よろこ
)
ばずして帰れるの後、六月に至って
戸部侍郎
(
こぶじろう
)
卓敬
(
たくけい
)
というもの、
密疏
(
みっそ
)
を
上
(
たてまつ
)
る。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
是
(
かく
)
の如き事もありしなれば、太祖みずから崩後の動揺を防ぎ、暗中の飛躍を
遏
(
とど
)
めて、
特
(
こと
)
に厳しく皇太孫允炆
宜
(
よろ
)
しく大位に登るべしとは詔を
遺
(
のこ
)
されたるなるべし。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
真
(
しん
)
耶
(
か
)
、
偽
(
ぎ
)
耶
(
か
)
、太祖の失か、失にあらざるか、斉泰の
為
(
い
)
か、為にあらざる
耶
(
か
)
、
将又
(
はたまた
)
斉泰、遺詔に托して諸王の入京会葬を
遏
(
とど
)
めざる
能
(
あた
)
わざるの勢の存せしか、非
耶
(
か
)
。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
遏
漢検1級
部首:⾡
13画
“遏”を含む語句
防遏
禁遏
外教禁遏
小遏
擁遏
遏噴
遏密
遏抑
遏止