“遍照金剛”の読み方と例文
読み方割合
へんじょうこんごう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「南無大師遍照金剛へんじょうこんごう」とせわしく唱えながら、ようやく太陽の昇ったのを見て、いそいで山をくだり、京都へ帰って、薬やはりの治療にいそしんだのである。
南無なむ大師、遍照金剛へんじょうこんごうッ! 道の左右は人間の黒山だ。おひねりの雨が降る。……村の嫁女は振袖で拝みに出る。
山吹 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)