トップ
>
辻咄
>
つじばなし
ふりがな文庫
“
辻咄
(
つじばなし
)” の例文
笹屋に戻ると、以前の広間に、内蔵助のうき大尽は、
敵娼
(
あいかた
)
の
浮橋
(
うきはし
)
の膝に体を
凭
(
もた
)
せかけ、
辻咄
(
つじばなし
)
の徳西だの、瀬川竹之丞だの、
幇間末社
(
たいこまっしゃ
)
にかこまれて
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
仲居は、もう
窓際
(
まどぎわ
)
へ行っていた。しっ……と誰か外で云った。内蔵助は、そっと、見てしまった。女竹の葉の中に忍んでいた
辻咄
(
つじばなし
)
の徳西の坊主頭を。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
振り向くと、
辻咄
(
つじばなし
)
の
徳西
(
とくさい
)
が、羽織を頭から
被
(
かぶ
)
って、
尾
(
つ
)
いてくる。——助右衛門と十内は、眼くばせを交し、駕籠をよんで、内蔵助をのせた。そして、駕籠のうちへ
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
辻
漢検準1級
部首:⾡
6画
咄
漢検1級
部首:⼝
8画
“辻”で始まる語句
辻
辻褄
辻占
辻斬
辻馬車
辻々
辻駕籠
辻堂
辻待
辻君