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辻俥
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つじぐるま
ふりがな文庫
“
辻俥
(
つじぐるま
)” の例文
彼は夜は
辻俥
(
つじぐるま
)
を挽き、これで得た金を食料に当て、先に資本として残した二十円には決して手を着けぬことに決心した。
私の小売商道
(新字新仮名)
/
相馬愛蔵
(著)
辻俥
(
つじぐるま
)
の
蹴込
(
けこみ
)
へ、ドンと積んで、
山塞
(
さんさい
)
の中坂を乗下ろし、三崎
町
(
ちょう
)
の原を切って、水道橋から
壱岐殿坂
(
いきどのざか
)
へ、ありゃありゃと、
俥夫
(
くるまや
)
と矢声を合わせ、
切通
(
きりどおし
)
あたりになると、社中随一のハイカラで
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
年のころ五十ばかりの博士は、不断着のまま、
辻俥
(
つじぐるま
)
などに乗って、たまにそこへやって来るのであったが、それは単に三月とか四月とかの纏まった生活費と養育費とを渡しに来るだけに止まっていた。
爛
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
辻
漢検準1級
部首:⾡
6画
俥
漢検1級
部首:⼈
9画
“辻”で始まる語句
辻
辻褄
辻占
辻斬
辻馬車
辻々
辻駕籠
辻堂
辻待
辻君