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転宿
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やどがへ
ふりがな文庫
“
転宿
(
やどがへ
)” の例文
蓮華寺
(
れんげじ
)
では下宿を兼ねた。瀬川
丑松
(
うしまつ
)
が急に
転宿
(
やどがへ
)
を思ひ立つて、借りることにした部屋といふのは、其
蔵裏
(
くり
)
つゞきにある二階の角のところ。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
丑松が
転宿
(
やどがへ
)
を思ひ立つたのは、実は甚だ不快に感ずることが今の下宿に起つたからで、
尤
(
もつと
)
も
賄
(
まかなひ
)
でも安くなければ、誰も
斯様
(
こん
)
な部屋に満足するものは無からう。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
気掛りなは下宿の
主婦
(
かみさん
)
の
思惑
(
おもはく
)
で——まあ、この
突然
(
だしぬけ
)
な
転宿
(
やどがへ
)
を何と思つて見て居るだらう。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
転
常用漢字
小3
部首:⾞
11画
宿
常用漢字
小3
部首:⼧
11画
“転”で始まる語句
転
転婆
転寝
転覆
転訛
転倒
転々
転輾
転生
転嫁