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軒廂
ふりがな文庫
“軒廂”の読み方と例文
読み方
割合
のきびさし
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のきびさし
(逆引き)
朱塗りの小燭台のような、堅い
萼
(
がく
)
の上に、数片の赤い花弁が乱れている。雨は屋根の瓦を打ち、
軒廂
(
のきびさし
)
を叩き、木木の葉を鳴らして、かまびすしい。
澪標
(新字新仮名)
/
外村繁
(著)
板葺
(
いたぶき
)
の屋根、
軒廂
(
のきびさし
)
、すべて目に入るかぎりのものは白く埋れて了つて、家と家との間からは青々とした
朝餐
(
あさげ
)
の煙が静かに立登つた。小学校の
建築物
(
たてもの
)
も、今、日をうけた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
「そろそろ
四刻
(
よつ
)
すぎでもございましょうか」と、
軒廂
(
のきびさし
)
から明星を仰ぎながら銀五郎。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
軒廂(のきびさし)の例文をもっと
(3作品)
見る
軒
常用漢字
中学
部首:⾞
10画
廂
漢検1級
部首:⼴
12画
“軒”で始まる語句
軒
軒端
軒下
軒燈
軒先
軒昂
軒並
軒輊
軒行燈
軒前
“軒廂”のふりがなが多い著者
外村繁
島崎藤村
吉川英治