“蹴付”の読み方と例文
読み方割合
けつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども柔道を心得ているらしい若旦那の腕力にはかなわなかった。砂の上に息詰まるほどタタキ投げられた上に、尻ペタをイヤという程下駄で蹴付けつけられてしまった。
いなか、の、じけん (新字新仮名) / 夢野久作(著)
むこうへこそ/\這入ってくから、なんでもこれは怪しいと思うて、急いで来ると、私の下駄で蹴付けつけたのは脇差じゃ、はて是は脇差じゃがうして此処こゝるかと思うて
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)