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踵
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あと
ふりがな文庫
“
踵
(
あと
)” の例文
数年前の大杉と少しも違わない大杉であった。その
踵
(
あと
)
から
児供
(
こども
)
を抱いて大きなお
腹
(
なか
)
の野枝さんと新聞の写真でお
馴染
(
なじみ
)
の魔子ちゃんがついて来た。
最後の大杉
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
何事や起こりたると、見物は白糸の
踵
(
あと
)
より、どろどろと乱れ出ずる
喧擾
(
ひしめき
)
に、くだんの男は振り返りぬ。白糸ははじめてその
面
(
おもて
)
を見るを得たり。渠は色白く
瀟洒
(
いなせ
)
なりき。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「こらこら、そんな
所為
(
まね
)
をする
勿
(
な
)
」と二葉亭は
柔
(
やさ
)
しく制しながらも平気で舐めさしていた。時に由ると、嬉しくて堪らぬように
踵
(
あと
)
から
泥足
(
どろあし
)
のまま座敷まで追掛けて来てジャレ付いた。
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
“踵(かかと)”の解説
かかと(踵)は、足の裏の最も後(背中側)の部分である。きびすとも言う。靴ではかかとの下の靴底を厚くするのが普通で、英語の heel からヒールとも言う。靴のこの部分を指してかかとと言うこともある。
(出典:Wikipedia)
踵
漢検1級
部首:⾜
16画
“踵”を含む語句
相踵
接踵
高踵靴
踵鉄
高踵
円踵
前踵部
対踵地
対踵的
後踵
膕踵
赤踵
踵摺
追踵