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踉蹌
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ろうそう
ふりがな文庫
“
踉蹌
(
ろうそう
)” の例文
嬉しやと貫一は、道無き道の木を
攀
(
よ
)
ぢ、
崖
(
がけ
)
を伝ひ、
或
(
あるひ
)
は下りて水を
踰
(
こ
)
え、石を
躡
(
ふ
)
み、巌を
廻
(
めぐ
)
り、心地死ぬべく
踉蹌
(
ろうそう
)
として
近
(
ちかづ
)
き見れば、
緑樹
(
りよくじゆ
)
蔭愁
(
かげうれ
)
ひ、
潺湲
(
せんかん
)
声咽
(
こゑむせ
)
びて、浅瀬に
繋
(
かか
)
れる宮が
骸
(
むくろ
)
よ!
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
大路の事であるから、
貴
(
たか
)
き人も行き、
賤
(
ひく
)
き者も行き、職人も行き、物売りも行き、老人も行けば婦人も行き、小児も行けば壮夫も行く、
亢々然
(
こうこうぜん
)
と行くものもあれば、
踉蹌
(
ろうそう
)
として行くものもある。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“踉蹌”の意味
《形容動詞》
よろめき、足取りが危ないさま。
(出典:Wiktionary)
踉
漢検1級
部首:⾜
14画
蹌
漢検1級
部首:⾜
17画
“踉蹌”で始まる語句
踉蹌中