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跪坐
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きざ
ふりがな文庫
“
跪坐
(
きざ
)” の例文
ましてや行きずりにせよ龍顔に
咫尺
(
しせき
)
したわけでは尚更なくつて、はるか
閤門
(
こうもん
)
の際に
跪坐
(
きざ
)
して、そつともち上げてみた目蓋のはしに
春泥:『白鳳』第一部
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
写真を掲げた一図は高野山に蔵せられる「
聖衆来迎図
(
しょうじゅらいごうず
)
」のほんの一部分、中央
阿弥陀
(
あみだ
)
如来の向って右に
跪坐
(
きざ
)
する
観世音菩薩
(
かんぜおんぼさつ
)
の像である。
美の日本的源泉
(新字新仮名)
/
高村光太郎
(著)
阿Qは壁に
対
(
むか
)
って
跪坐
(
きざ
)
し、これも神威に打たれていたが、この時両手をついて
無性
(
ぶしょう
)
らしく腰を上げ、いささか
沫
(
あわ
)
を食ったような
体
(
てい
)
でドギマギしながら、帯の間に煙管を挿し込み
阿Q正伝
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
われわれ人間は、はかり知るべからざる
混沌
(
こんとん
)
のうちに渾然たる大調和の存する大自然の前に、破壊の威力と建設の威力とを併せ有する大自然の前に、心をむなしくして
跪坐
(
きざ
)
しなければならぬ。
『グリム童話集』序
(新字新仮名)
/
金田鬼一
(著)
独断的信条のうちに化石しもしくは利得のために堕落したる人種は、文化の
嚮導者
(
きょうどうしゃ
)
としては不適当である。偶像もしくは金銭の前に
跪坐
(
きざ
)
することは、歩行の筋肉と前進の意志とを
萎縮
(
いしゅく
)
させる。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
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お糸さんは祠の前へ
跪坐
(
きざ
)
して
叮嚀
(
ていねい
)
に礼拝した。
二黒の巳
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
跪
漢検1級
部首:⾜
13画
坐
漢検準1級
部首:⼟
7画
“跪坐”で始まる語句
跪坐低頭