赤子ねんね)” の例文
「ま、何てえ大きな聲をするんだろう。」とおふくろは、些と眉をひそめ、「からは大きくツても、尚だカラ赤子ねんねなんですから。」
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
まごかほを見玉はゞさぞかしよろこび給ふらん。さればに候、父翁とつさまはいつぞやきたられしが母人かさまはいまだ赤子ねんねを見給はざるゆゑことさらの喜悦よろこびならん。おそくならば一宿とまりてもよからんか、おまへ宿とまり給へ。
赤子ねんねのみんなはいまおる。
まざあ・ぐうす (新字新仮名) / 作者不詳(著)