トップ
>
貶
>
そし
ふりがな文庫
“
貶
(
そし
)” の例文
おんなが容貌を
貶
(
そし
)
られるほど辛いものはないという、お石はまだ幼なかったけれど、みなしごでもありよく気のまわる性質だったから
日本婦道記:墨丸
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
茶
(
ちゃ
)
かした顔と
貶
(
そし
)
るも有り公平の判断は上向けば愛嬌顔
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
肩背をまるくしたみすぼらしいあの躯のなかには、暴戻、奸譎と
貶
(
そし
)
られることを
怖
(
おそ
)
れず、まったく名利を棄てて生きた大きな真実があるのだ。
晩秋
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
とにかく、これで原田さんも万全ではなくなったわけさ、なにしろ温和で
謙遜
(
けんそん
)
で、
情誼
(
じょうぎ
)
に
篤
(
あつ
)
くて、かつていちども人に憎まれたり
貶
(
そし
)
られたりしたこともなし、そういう隙を
樅ノ木は残った:01 第一部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
他人は絶えて何を侮辱する事能わず、何となれば汝は玉にして彼等は砂なれば、彼等五十万を十万倍する程
集
(
つど
)
いて
貶
(
そし
)
るとも汝を亡ぼす事を得ざる故なり。(二五八九、一、三一)
青べか日記:――吾が生活 し・さ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
貶
漢検1級
部首:⾙
12画
“貶”を含む語句
貶黜
毀誉褒貶
褒貶
見貶
貶謫
貶斥
人間褒貶事千古
天主怒而貶入地獄
美刺褒貶
褒貶毀誉
貶意
貶所
貶称
貶竄
貶辭