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あなたさま
ふりがな文庫
“
貴女様
(
あなたさま
)” の例文
いえ、別に、
貴女様
(
あなたさま
)
お
身体
(
からだ
)
に
仔細
(
しさい
)
はござりませぬが、よくそうしたことがあるものにござります。
伊勢之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「だッたの、なんのとおっしゃって、熱海中
引
(
ひっ
)
くりかえるような
大事
(
おおごと
)
、今にも十国峠が、崩れて来るか、湯の海になるかという、
豪
(
えら
)
い事でござりました。
貴女様
(
あなたさま
)
、
夫人
(
おくさま
)
は。」
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
……
貴女様
(
あなたさま
)
の
膚
(
はだ
)
の
移香
(
うつりが
)
、脈の
響
(
ひびき
)
をお釵から伝へ受けたいのでござります。
貴方様
(
あなたさま
)
の
御血脈
(
おけちみゃく
)
、其が
禁厭
(
まじない
)
に成りますので、お手に釵の鳥をばお持ち遊ばされて、はい、はい、はい。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
……
貴女様
(
あなたさま
)
の
膚
(
はだ
)
の
移香
(
うつりが
)
、脈の
響
(
ひびき
)
をお釵から伝え受けたいのでござります。貴方様の
御血脈
(
おけちみゃく
)
、それが禁厭になりますので、お手に釵の鳥をばお持ち遊ばされて、はい、はい、はい。
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
道者衆
(
どうじゃしゅう
)
で
充満
(
いっぱい
)
で、
足踏
(
あしぶみ
)
も出来ません処から、
框
(
かまち
)
へかけさせ申して、帳場の火鉢を差上げましたような次第で、それから
貴女様
(
あなたさま
)
がお泊りの
筈
(
はず
)
、立花が来たと伝えくれい、という事でござりまして。
伊勢之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
貴
常用漢字
小6
部首:⾙
12画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“貴女”で始まる語句
貴女
貴女方
貴女等
貴女達