“貞吉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ていきち60.0%
さだきち40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貞吉ていきちさんは学校にいた頃から神経衰弱だったんですよ。それを親父さんが無理やりに店へ勤めさせたものだから、首を
脱線息子 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
貞吉ていきちという小僧が、こくりこくりと居寐いねむりをしていたので、急いで内へ飛込とびこんで、只今ただいまと奥へ挨拶をすると主人は「大分だいぶ今夜は遅かったね」と云うから
死神 (新字新仮名) / 岡崎雪声(著)
文学博士喜田貞吉さだきち氏は国史の専攻学者である。一体歴史家といふものは、この世界に起きた事は、どんな些細なものでも、神様がみんな自分達に相談して出来でかしたかのやうに吹聴するものである。
中村貞吉さだきち吉川泰次郎よしかわたいじろう氏等の不幸を見たり。