“豪爽”の読み方と例文
読み方割合
ごうそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
気持が豪爽ごうそうになつて来るとまだまだ永く生きられさうな気がし出した。むしろ、これからだといふ気さへし出した。
上田秋成の晩年 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
豪爽ごうそう感想かんじのする夏の雨が急に滝のように落ちて来た。屋根の上にも、庭の草木の上にも烈しく降りそそいだ。すずしい雨の音を聞きながら、今昔こんせきのことを考える。
並木 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
しかしてかの維新先達の諸公はなにゆえにこの快活豪爽ごうそうなる東洋流の英雄をば学ばずしてかえって謹厳端正なる米国の創業者のごときものを擬したるか。これ実にやむべからざるものあればなり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)