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變梃
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へんてこ
ふりがな文庫
“
變梃
(
へんてこ
)” の例文
新字:
変梃
その後ろから間の惡さうに跟いて來るガラツ八、家中の者はこの騷ぎに驚いて飛び起きたか、とり/″\の
變梃
(
へんてこ
)
な樣子で、三人を遠卷にして
固唾
(
かたづ
)
を呑みました。
銭形平次捕物控:164 幽霊の手紙
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「……東京の
女子
(
をなご
)
も
變梃
(
へんてこ
)
な言葉を使ふぜ。一寸道を訊いても、ぺら/\と云うて何やら譯が分らん。」
入江のほとり
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
何でも校長といふ奴と、——僕も二三度見て知つてますが、
鯰髭
(
なまづひげ
)
の隨分
變梃
(
へんてこ
)
な
高麗人
(
かうらいじん
)
でネ。その校長と素晴しい議論をやつて勝つたんですとサ。それでに二三日經つと突然免職なんです。
雲は天才である
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「伊藤さんがまた
變梃
(
へんてこ
)
な韓太子などをつれて來るさうぢやし」と、氷峰。
泡鳴五部作:03 放浪
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
八五郎が持つて來たのは、
案山子
(
かゝし
)
に似た
變梃
(
へんてこ
)
なもので、平次にも何にに使つたものか見當が付きません。
銭形平次捕物控:170 百足屋殺し
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
あわて者のガラツ八は、今日もまた
變梃
(
へんてこ
)
なネタを嗅ぎ出して來た樣子です。
銭形平次捕物控:203 死人の手紙
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
變
部首:⾔
23画
梃
漢検1級
部首:⽊
11画
“變”で始まる語句
變
變化
變動
變哲
變事
變挺
變色
變更
變改
變物