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諸侯
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だいみょう
ふりがな文庫
“
諸侯
(
だいみょう
)” の例文
諸侯
(
だいみょう
)
なんどというものが、思上った行過ぎな、あの、鷹を、ただ一人じめに自分のものと、つけ上りがしています。貴方はそうは思いませんか。
天守物語
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それで、大火となると、町家の騒ぎはいうまでもないが、
諸侯
(
だいみょう
)
の手からも八方から
御使番
(
おつかいばん
)
というものが、馬上で、例の火事
頭巾
(
ずきん
)
を冠り、
凜々
(
りり
)
しい
打扮
(
いでたち
)
で押し出しました。
幕末維新懐古談:16 その頃の消防夫のことなど
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
「
諸侯
(
だいみょう
)
の乗るような轎じゃねえか」
棄轎
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
楽園
(
がくえん
)
と云うのだそうである。
諸侯
(
だいみょう
)
の
別業
(
しもやしき
)
で、
一器
(
ひとつ
)
、六方石の、その
光沢
(
ひかり
)
水晶にして、天然に
簫
(
しょう
)
の形をしたのがある。石燈籠ほどの台に据えて見事である。
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
此の頃の
恁
(
こ
)
うした場合の、江戸の将軍家——までもない、
諸侯
(
だいみょう
)
の大奥と
表
(
おもて
)
の
容体
(
ようだい
)
に比較して見るが
可
(
よ
)
い。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
……モ、七百円もするんですが、うしろにちょっと
疵
(
きず
)
があります、緋目高一
疋
(
ぴき
)
ほど。ほほほ、ですから、ただそれだけで——百円という処を……だわね、……もっとも
諸侯
(
だいみょう
)
道具ですって、それを
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
西国方
(
さいこくがた
)
の
諸侯
(
だいみょう
)
だな。」
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“諸侯”の意味
《名詞》
諸 侯(しょこう)
封建時代、一定の領土を所有し、人民を支配していた人。
(出典:Wiktionary)
“諸侯”の解説
諸侯(しょこう)とは、主君である君主の権威の範囲内で一定の領域を支配することを許された臣下である貴族のことである。
(出典:Wikipedia)
諸
常用漢字
小6
部首:⾔
15画
侯
常用漢字
中学
部首:⼈
9画
“諸侯”で始まる語句
諸侯方
諸侯道具