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『棄轎』
ふりがな文庫
『
棄轎
(
すてかご
)
』
上州の田舎の話である。某日の夕方、一人の農夫が畑から帰っていた。それは柄の長い鍬を肩にして、雁首を蛇腹のように叩き潰した煙管をくわえていた。そして、のろのろと牛のように歩いていると、路傍の松の木の下に異様な物を見つけた。 「ほう」 それは見 …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
漢
(
もの
)
何人
(
たれ
)
伴
(
とも
)
諸侯
(
だいみょう
)
雁首
(
がんくび
)
上州
(
じょうしゅう
)
鍬
(
くわ
)
轎夫
(
かごかき
)
轎
(
かご
)
路傍
(
みちばた
)
蛇腹
(
じゃばら
)
経
(
た
)
眩
(
まぶ
)
田舎
(
いなか
)
煙管
(
きせる
)
潰
(
つぶ
)
棄
(
す
)
某日
(
あるひ
)
柄
(
え
)
姝
(
きれい
)
垂
(
た
)