トップ
>
誨
>
おしえ
ふりがな文庫
“
誨
(
おしえ
)” の例文
浅学にて古代騎士の状況に通ぜず、従って叙事妥当を欠き、描景真相を失する所が多かろう、読者の
誨
(
おしえ
)
を待つ。
幻影の盾
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
渠
(
かれ
)
は
頸
(
くび
)
を
延
(
の
)
べ、耳を
欹
(
そばだ
)
てて
誨
(
おしえ
)
を
俟
(
ま
)
てり。答うる者はあらで、
婦女
(
おんな
)
の
呻
(
うめ
)
く声のみ
微々
(
ほそぼそ
)
と聞えつ。
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
日の照らない
坑
(
あな
)
の底で、世から、人から、歴史から、太陽からも、忘れられた二人が、ありがたい
誨
(
おしえ
)
を垂れて、
尊
(
たっ
)
とい涙を流した舞台があろうとは、胡坐をかいて
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
誨
漢検1級
部首:⾔
14画
“誨”を含む語句
訓誨
教誨
誨淫
教誨師
貴誨
御教誨
誨誡
譴誨