触角しょくかく)” の例文
旧字:觸角
つぎつぎにしたたる血が、たちまちに、小皿の中央に描いてあった藍絵の胡蝶の胴をひたし、はねをひたし、触角しょくかくをひたしていった。
次郎物語:04 第四部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
ただし、潜水兜せんすいかぶととちがっているのは、その頂天てっぺんのところに、赤い一本の触角しょくかくのようなものが出ていて、これがたえず、ぷりぷりといや顫動せんどうをつづけているのだ。
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)