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視張
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みは
ふりがな文庫
“
視張
(
みは
)” の例文
こう烈しくいわれて、矢野はすこぶる
興奮
(
こうふん
)
してきた。胸が躍り手先がふるえる。目を
視張
(
みは
)
ってきた。
廃める
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
さう云つて余は、故意に仰山に眼を
視張
(
みは
)
つたが、それ以上滝は何とも云はなかつた。巻煙草の後先きから立ち昇る色の違つた二条の煙りを彼は、いつまでも瞶めてゐた。
西瓜喰ふ人
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
ふと見ると彼の真ん丸に
視張
(
みは
)
って僕の顔を
眼
(
ま
)
ばたきもしないで見詰めている
眼眥
(
めじり
)
から、
忽
(
たちま
)
ちコロコロと球のような涙が
滾
(
まろ
)
び出て、と突然彼はワッと声を挙げて僕を抱き締めた。
吊籠と月光と
(新字新仮名)
/
牧野信一
(著)
「さう、いちいち眼を
視張
(
みは
)
るなよ……」と藤村は、困つて笑つた。
環魚洞風景
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
視
常用漢字
小6
部首:⾒
11画
張
常用漢字
小5
部首:⼸
11画
“視”で始まる語句
視
視詰
視線
視凝
視入
視力
視野
視察
視下
視界