表衣うはぎ)” の例文
かれらまたその表衣うはぎにて乘馬じようめおほふ、これ一枚の皮の下にて二匹の獸の出るなり、あゝ何の忍耐ぞ、こらへてこゝにいたるとは。 一三三—一三五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
汝のうしろにありしもの今前にあり、されど汝と語るわが悦びを汝に知らしめんため、われなほ一の事を加へて汝の表衣うはぎとなさんとす 一三六—一三八
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
〔表衣にて〕またその表衣うはぎは長く廣くして己が乘馬を蔽ふ、これ一枚の表衣(皮)をもて二匹の獸(僧と馬)を包むなり
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
白き面帕かほおほひの上には橄欖を卷き、縁の表衣うはぎの下には燃ゆる焔の色の衣を着たるひとりの淑女あらはれぬ 三一—三三
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)