街亭がいてい)” の例文
秦嶺しんれいの西に街亭がいていという一高地がある。かたわらの一城を列柳城れつりゅうじょうという。この一山一城こそまさに漢中の咽喉のどにあたるもの。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
序戦の街亭がいていえきには、自身陽平関にまで迫ったが、孔明は楼上に琴をだんじて、彼の疑い退しりぞくを見るや、風の如く漢中へ去ってしまい、両々相布陣して
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孔明は、街亭がいていの敗因を、王平の罪とは見ていないが、副将として、馬謖ばしょくへつけてやった者なので
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)