“列柳城”の読み方と例文
読み方割合
れつりゅうじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「街亭の東北、そのふもとのかたに、列柳城れつりゅうじょうという地がある。ご辺もそこへ進んで、もし街亭の危うきを見ば、すぐつわものをあげて、馬謖をたすけよ」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
秦嶺しんれいの西に街亭がいていという一高地がある。かたわらの一城を列柳城れつりゅうじょうという。この一山一城こそまさに漢中の咽喉のどにあたるもの。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひきつづいて味方の高翔こうしょう魏延ぎえんなどが、列柳城れつりゅうじょう付近からこの街亭のうしろへも後詰して、陰に陽に、ここを援け、魏軍を牽制けんせいしつつあると聞えたので、彼はなお大磐石だいばんじゃくをすえているここちをもって
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)