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螻蟻
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ろうぎ
ふりがな文庫
“
螻蟻
(
ろうぎ
)” の例文
螻蟻
(
ろうぎ
)
の一念は天へも
通
(
つう
)
ずとの
俚諺
(
りげん
)
又
宜
(
むべ
)
なるかな大岡殿
此度
(
このたび
)
幸手宿三五郎
妻
(
つま
)
文
(
ふみ
)
の申立を
聽
(
きか
)
れ武州
鴻
(
こう
)
の
巣
(
す
)
鎌倉屋金兵衞方へ
差紙
(
さしがみ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「道」は
螻蟻
(
ろうぎ
)
にもある。
稊稗
(
ていはい
)
にもある。
瓦甓
(
がへき
)
にもある。
屎尿
(
しにょう
)
にもある。と仕舞いにはごろりと身を横たえて俺は斯して居ても「無為自然の道」を歩いて居るのだと申すようなわけで御座います」
荘子
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
赫〻たる大日輪は
螻蟻
(
ろうぎ
)
の穴にも光を惜まず、美女の
面
(
おもて
)
にも熱を減ぜず、茫〻たる
大劫運
(
だいごふうん
)
は
茅茨
(
ばうし
)
の屋よりも笑声を奪はず、天子眼中にも紅涙を
餽
(
おく
)
る、
尽大地
(
じんだいち
)
の苦、尽大地の楽、
没際涯
(
ぼつさいがい
)
の
劫風
(
ごふふう
)
滾〻
(
こん/\
)
たり
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
螻
漢検1級
部首:⾍
17画
蟻
漢検準1級
部首:⾍
19画
“螻”で始まる語句
螻
螻蛄
螻蟈