“蜀川”の読み方と例文
読み方割合
しょくせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お前はおれの居どころがないと思っているのだろうが、おれは今から蜀川しょくせんへ行く。二度とこんな所へ来るものか」
一刻に一刻を加うれば二刻とえるのみじゃ。蜀川しょくせん十様の錦、花を添えて、いくばくの色をか変ぜん。
一夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
蜀山しょくさん蜀川しょくせんけんおかし、無碍むげに兵馬を進めるなどは、我から求めて国力を消耗し、魏を危うきへ押しこむようなものです。彼から来るなら仕方がありませんが、我から攻めるべきではありません。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)