“蛋黄（きみ）” の例文
またその手で、硝子杯（コップ）の白雪に、鶏卵（たまご）の蛋黄（きみ）を溶かしたのを、甘露を灌（そそ）ぐように飲まされました。
雪霊記事 (新字新仮名) ／ 泉鏡花(著)
また其（そ）の手（て）で、硝子杯（コツプ）の白雪（しらゆき）に、鷄卵（たまご）の蛋黄（きみ）を溶（と）かしたのを、甘露（かんろ）を灌（そゝ）ぐやうに飮（の）まされました。
雪霊記事 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花(著)
水（みづ）と言（い）へば、せい／″＼米（こめ）の磨汁（とぎしる）でもくれさうな處（ところ）を、白雪（しらゆき）に蛋黄（きみ）の情（なさけ）。
雪霊記事 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花(著)
水と言えば、せいぜい米の磨汁（とぎしる）でもくれそうな処を、白雪に蛋黄（きみ）の情（なさけ）。
雪霊記事 (新字新仮名) ／ 泉鏡花(著)