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蛇口
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じゃぐち
ふりがな文庫
“
蛇口
(
じゃぐち
)” の例文
さっきから、一人で、
蛇口
(
じゃぐち
)
のすぐ下に浸っていた、角刈頭で、色の青黒い、全身に
彫青
(
いれずみ
)
をほどこした、眼つきの鋭い男である。
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
成程その男のはいっている穴では
蛇口
(
じゃぐち
)
の水が細い滝になって、絶えず坊主頭の上へ流れ落ちていた。
路上
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ミチは超然として
蛇口
(
じゃぐち
)
の前に
突立
(
つった
)
ち、ざあざあと
手桶
(
ておけ
)
の湯を幾杯となく浴びる。
刺青
(新字新仮名)
/
富田常雄
(著)
はいって見ると、そこは湯殿のように
床
(
ゆか
)
を
叩
(
たた
)
きにした部屋だった。その部屋のまん中には、
壺
(
つぼ
)
を
埋
(
い
)
けたような穴が三つあって、そのまた穴の上には、水道栓が
蛇口
(
じゃぐち
)
を三つ揃えていた。
路上
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“蛇口”の意味
《名詞》
水道管の先に取り付け、水を出したり止めたりする器具。
(出典:Wiktionary)
“蛇口”の解説
蛇口(じゃぐち)は、水道水などの液体を運ぶ管の出口部分、あるいはその部分の器具のこと。液体の流れの開閉や流量を調整する栓(バルブ)がついている。水用のものは水栓、もしくはカランともいう。
(出典:Wikipedia)
蛇
常用漢字
中学
部首:⾍
11画
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
“蛇”で始まる語句
蛇
蛇籠
蛇足
蛇蝎
蛇矛
蛇目傘
蛇腹
蛇苺
蛇管
蛇体