トップ
>
虹彩
>
こうさい
ふりがな文庫
“
虹彩
(
こうさい
)” の例文
虹彩
(
こうさい
)
を検する時、赤と青と黄との間に無限数の間色を発見するのと同一だ。赤青黄は元来白によって統一さるべき仮象であるからである。
惜みなく愛は奪う
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
白眼の表面は、灰色の
斑点
(
はんてん
)
で、殆ど
覆
(
おお
)
い尽され、黒目もそこひの様に
溷濁
(
こんだく
)
して、
虹彩
(
こうさい
)
がモヤモヤとぼやけて見えた。
虫
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
虹彩
(
こうさい
)
の内に優しい光りをたゝへてゐる茶色の目と、それを
圍
(
かこ
)
んでゐる長いまつ毛が描いたやうに揃つてゐることが、彼女の大きな
額
(
ひたひ
)
の白さを殊更きは立たせてゐた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
その下にギョロギョロ光っている
盥
(
たらい
)
ほどの眼、茶色がかった
虹彩
(
こうさい
)
から、白目の中の血管の川までも、ちょうどソフトフォーカスの写真のように、ぼんやりしていながら
鏡地獄
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
もう両眼の
虹彩
(
こうさい
)
が
上瞼
(
うわまぶた
)
に隠れてしまっていた。
悪魔の紋章
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
“虹彩”の意味
《名詞》
(解剖学)瞳孔の大きさを調節して網膜に入る光量を調節する役割を持つ角膜と水晶体の間にある薄い膜。
(出典:Wiktionary)
“虹彩”の解説
虹彩(こうさい、en: Iris)は、脊椎動物及び軟体動物頭足類の目において、角膜と水晶体の間にある薄い膜のことである。瞳孔の大きさを調節して網膜に入る光の量を調節する役割を持つ。瞳孔がカメラの絞りの開口部に相当する。
(出典:Wikipedia)
虹
常用漢字
中学
部首:⾍
9画
彩
常用漢字
中学
部首:⼺
11画
“虹”で始まる語句
虹
虹色
虹鱒
虹霓
虹猫
虹渡
虹口
虹汀
虹光
虹野