“藤房”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふじふさ80.0%
ふじぶさ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
笠置からわずか三日路たらずの道も、千里潜行ともいえる辛苦をなめて来たであろう藤房ふじふさ
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
並木なみきの松もここには始皇をなぐさめえずして、ひとりだちの椎はいたずらに藤房ふじふさのかなしみに似たり。隧道トンネルに一やすみす。この時またみちのりを問うに、さきの答は五十町一里なりけり。
突貫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
藤房ふじぶされて小暗おぐら産屋うぶやかな
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)