トップ
>
藤六
>
とうろく
ふりがな文庫
“
藤六
(
とうろく
)” の例文
これは一座の
太夫元
(
たゆうもと
)
、木戸に居る大年増の亭主で
藤六
(
とうろく
)
という男、無人の一座で、女房は木戸番を、亭主は下座を勤めているのだと、後で判りました。
銭形平次捕物控:016 人魚の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
魚屋の
藤六
(
とうろく
)
さんは、びんばふでした。毎日、朝はやく、
問屋
(
とひや
)
へ行つて、お魚を一円だけ買ひ出します。そして、それを売つて、五十銭づつ、まうけるのです。
源八栗
(新字旧仮名)
/
沖野岩三郎
(著)
主人は
藤六
(
とうろく
)
といった六十がらみの独身者の
老爺
(
おやじ
)
で、相当
無頼
(
なぐれ
)
たらしい。
黥
(
いれずみ
)
を背負っていた。色白のデップリと肥った
禿頭
(
はげあたま
)
で、この辺の人間の扱い方を知っていたのであろう。
骸骨の黒穂
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
品川の漁師町の
藤六
(
とうろく
)
が、——親孝行で御褒美まで頂いた評判の男ですがネ、その藤六が、品川沖で網を
銭形平次捕物控:092 金の茶釜
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
魚屋の
藤六
(
とうろく
)
さんの村に、大きな百くわ店ができました。
源八栗
(新字旧仮名)
/
沖野岩三郎
(著)
藤
常用漢字
中学
部首:⾋
18画
六
常用漢字
小1
部首:⼋
4画
“藤”で始まる語句
藤
藤蔓
藤棚
藤村
藤原
藤孝
藤壺
藤堂
藤袴
藤助