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藁椅子
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わらいす
ふりがな文庫
“
藁椅子
(
わらいす
)” の例文
家具としてはただ、一脚の
藁椅子
(
わらいす
)
、こわれかかった一個のテーブル、数個の欠けた
古壜
(
ふるびん
)
、それから両すみにある名状すべからざる二つの寝床。
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
そうしてめいめい他の人達のように十字は切らないで、一人ずつ、内陣の方へ向って丁寧に頭を下げながら、まだすこし空いていた、うしろの方の
藁椅子
(
わらいす
)
の上に順々に腰を下ろした。
木の十字架
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
綴紐
(
とじひも
)
のついた
肱掛
(
ひじか
)
け
椅子
(
いす
)
が並び
帷
(
とばり
)
がかかってる大きな客間よりも
藁椅子
(
わらいす
)
をそなえた小さな小屋の方が好ましかった。
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
いつも一個の
藁椅子
(
わらいす
)
がついてるそのテーブルは、規定の品である。いずれの分署にも備えてある。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
祈祷所には祈念台の
藁椅子
(
わらいす
)
が二つと、寝室には同じく藁をつめた
肱掛椅子
(
ひじかけいす
)
が一つあった。
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
▼ もっと見る
この冬の座敷には、食堂と同じように、四角な白木の卓と四つの
藁椅子
(
わらいす
)
とのほか何の道具もなかった。食堂の方はそれになお顔料で淡紅色に塗られた古い
戸棚
(
とだな
)
が一つ備えてあった。
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
フィーユ・デュ・カルヴェール街の
肱掛
(
ひじか
)
け
椅子
(
いす
)
はオンム・アルメ街の
藁椅子
(
わらいす
)
よりもふたりの差し向かいに好都合だったので、自然とコゼットの方からやって来る習慣になったのである。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
そこには畳み寝台の上に敷いた一枚の
蒲団
(
ふとん
)
、白木のテーブル、二つの
藁椅子
(
わらいす
)
、土器の水差し、棚の上に並べた数冊の書物、片すみには彼の大事な
鞄
(
かばん
)
、などがあるきりで、かつて火はなかった。
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
藁
漢検準1級
部首:⾋
17画
椅
常用漢字
中学
部首:⽊
12画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“藁”で始まる語句
藁
藁草履
藁葺
藁屋
藁屑
藁屋根
藁沓
藁束
藁苞
藁人形