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薩弁
ふりがな文庫
“薩弁”の読み方と例文
読み方
割合
さつべん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さつべん
(逆引き)
おいどんと呼ばわるどじょう
髭
(
ひげ
)
もあるし、
吾輩
(
わがはい
)
がと
肱
(
ひじ
)
を張る五ツ紋もある。一人として
薩弁
(
さつべん
)
か、土佐弁、
久留米弁
(
くるめべん
)
か、
訛
(
なま
)
りのない者はない。そして思いあがった得意さである。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
太き両手を
膝
(
ひざ
)
の上に組みて、
膚
(
はだえ
)
たゆまず、目まじろがず、口を漏るる
薩弁
(
さつべん
)
の
淀
(
よど
)
みもやらぬは、戯れにあらず、狂気せしにもあらで、まさしく分別の上と思えば、驚きはまた胸を
衝
(
つ
)
く憤りにかわりつ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
薩弁(さつべん)の例文をもっと
(2作品)
見る
薩
漢検準1級
部首:⾋
17画
弁
常用漢字
小5
部首:⼶
5画
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吉川英治