トップ
>
薄玻璃
>
うすはり
ふりがな文庫
“
薄玻璃
(
うすはり
)” の例文
時 早春のある日、外にはまだ冷たい風が吹き、
薄玻璃
(
うすはり
)
のような空に白雲が流れている。
牧野富太郎自叙伝:02 第二部 混混録
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
點燈後程經た頃であるからして、船も人も周圍の自然も極めて
蕭
(
しめや
)
かである。その間に通ふ靜かな物音を聞いてゐると、かの少年時の
薄玻璃
(
うすはり
)
の如くあえかなる情操の再び歸り來るのではないかと疑ふ。
海郷風物記
(旧字旧仮名)
/
木下杢太郎
(著)
しらしらと
薄玻璃
(
うすはり
)
の
音
(
ね
)
を立つる。
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
薄玻璃
(
うすはり
)
に。
海豹と雲
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
玻
漢検1級
部首:⽟
9画
璃
常用漢字
中学
部首:⽟
14画
“薄”で始まる語句
薄
薄暗
薄紅
薄明
薄暮
薄縁
薄荷
薄闇
薄汚
薄氷