“蔭子”の読み方と例文
読み方割合
いんし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一伎あらはれ出でゝ、神がゝりの状になり、八幡大菩薩はちまんだいぼさつの使者と口走り、多勢の中で揚言して、八幡大菩薩、くらゐ蔭子いんし将門に授く、左大臣正二位菅原道真朝臣みちざねあそん之を奉ず、と云つた。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
ちんが位を、蔭子いんし将門に授く。左大臣正二位菅原朝臣すがわらのあそんの霊魂に托して表せん。それ、八幡大菩薩は、八万の軍をもって、新皇将門を、助成あらん。……すべからく三十二相の音楽を以て、これを迎え奉れ
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)