“蓮華燈籠”の読み方と例文
読み方割合
れんげどうろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しばし暗黒、寂寞せきばくとして波濤はとうの音聞ゆ。やがて一個ひとつ、花白く葉の青き蓮華燈籠れんげどうろう、漂々として波にただよえるがごとくあらわる。続いて花の赤き同じ燈籠、中空なかぞらのごとき高処に出づ。また出づ、やや低し。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)