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蒼鷺
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あおさぎ
ふりがな文庫
“
蒼鷺
(
あおさぎ
)” の例文
広い芝生の庭も、林のような樹立も、築山も、
紗
(
しゃ
)
をとおして見るように緑ひと色に濡れていた。ときどき泉池で鯉のはねる音がし樹立のなかで
蒼鷺
(
あおさぎ
)
の鳴く声が聞える。
半之助祝言
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「せっかくかかった
蒼鷺
(
あおさぎ
)
めにうまく逃げられたのを恥じたと見え、弦を離れた矢のように真一文字に空を
翔
(
か
)
け、そのまま姿を見失ったからは二度と帰ることはありますまい」
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
風の音、蘆の音、水の音、——それからどこかでけたたましく、
蒼鷺
(
あおさぎ
)
の啼く声がした。と思って立止ると、いつか潮がさし出したと見えて、
黄泥
(
こうでい
)
を洗う水の色が、さっきよりは間近に光っている。
尾生の信
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“蒼鷺(アオサギ)”の解説
アオサギ(青鷺、蒼鷺、Ardea cinerea)は、鳥綱ペリカン目サギ科アオサギ属に分類される鳥類。学名はラテン語でArdea が「サギ」、cinerea が「灰色の」を意味する。
(出典:Wikipedia)
蒼
漢検準1級
部首:⾋
13画
鷺
漢検準1級
部首:⿃
24画
“蒼”で始まる語句
蒼
蒼白
蒼空
蒼蠅
蒼黒
蒼褪
蒼然
蒼々
蒼穹
蒼味