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まきなお
ふりがな文庫
“
蒔直
(
まきなお
)” の例文
「五年が十年でもいい、おらあ立派に年貢を納めて
綺麗
(
きれい
)
な体になってくるんだ、おらあこれから新規
蒔直
(
まきなお
)
しに始める気だ、あばよ」
暗がりの乙松
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
新規
蒔直
(
まきなお
)
しには年を取りすぎた嘆きがあり、準備をするには何から手をつけていいか、今さら見当もつきかねるのだったが、何らかの補足はできそうに思えた。
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
きれいに晴れわたった、しんとした朝、目がさめて、さあこれから新規
蒔直
(
まきなお
)
しだ、過ぎたことはいっさい忘れた、煙みたいに消えてしまった、と思うことができたらなあ。
ワーニャ伯父さん:――田園生活の情景 四幕――
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
理想に邁進する事が出来る筈だ。いつも明日のパンのことを心配しながらキリストについて歩いていた弟子達だって、ついには聖者になれたのだ。僕の努力も、これから全然、新規
蒔直
(
まきなお
)
しだ。
正義と微笑
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
それは生涯をあらたに
蒔直
(
まきなお
)
そうとする目的をもった渡航であった。
マダム貞奴
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
▼ もっと見る
「新規
蒔直
(
まきなお
)
しだ。何もかも新しく組立てなきゃ」
銭形平次捕物控:125 青い帯
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
造化を新規
蒔直
(
まきなお
)
しにして見ようと云う
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
手八
(
てはち
)
の
蒔直
(
まきなお
)
しで
夜泊
(
よどまり
)
の、
昼流連
(
ひるながし
)
。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「ここは縁起がわるいから、私たちはまたどこかで新規
蒔直
(
まきなお
)
しです」
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
蒔
漢検準1級
部首:⾋
13画
直
常用漢字
小2
部首:⽬
8画
“蒔”で始まる語句
蒔
蒔絵
蒔繪
蒔絵師
蒔岡
蒔繪師
蒔田
蒔付
蒔散
蒔絵輦