“蒔田”の読み方と例文
読み方割合
まきた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近所の蒔田まきたという電気器具商の主人が来て修繕した。彼女はその修繕するところに附纏つきまとって、珍らしそうに見ているうちに、彼女にいくらかの電気の知識がり入れられた。
老妓抄 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
父は善吉といい、河見家の樵がしらで、妻とのあいだに六人の子があり、国吉はその四番めの二男であったが、国吉が五歳の年、善吉は半左衛門に土地を買って貰い、蒔田まきたという村で百姓になった。
榎物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
竹中主膳、浦上三郎兵衞、菅彌一右衞門、黒田半右衞門、岡田左衞門、郡右衞門、蒔田まきた源右衞門、大音安太夫、唐津口には郡正太夫、齋藤忠兵衞、吉田久太夫、毛利吉右衞門、生松原には郡金右衞門
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)