“蒔直”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まきなお81.8%
まきなほ18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「五年が十年でもいい、おらあ立派に年貢を納めて綺麗きれいな体になってくるんだ、おらあこれから新規蒔直まきなおしに始める気だ、あばよ」
暗がりの乙松 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
新規蒔直まきなおしには年を取りすぎた嘆きがあり、準備をするには何から手をつけていいか、今さら見当もつきかねるのだったが、何らかの補足はできそうに思えた。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
一文あきなひでも始めるなら、お妙へ入れ揚げた講中へ、奉加帳を廻して少しくらゐの資本もとでは集めてやるぜ。——今までのことは夢とあきらめて、今日から新規しんき蒔直まきなほしに踏み出すんだ
銭形平次捕物控:315 毒矢 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
「新規蒔直まきなほしだ。何も彼も新しく組立てなきや」