荷嵩にかさ)” の例文
第一、荷嵩にかさの割合に金目が揚がり、商品も小綺麗な代物なので、河岸の中でもうらやまれる魚問屋の一軒だった。
とと屋禅譚 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
荷嵩にかさになりさうな物だつたり、由緒がはつきり判りかねる品だつたら、その渡来の時日がぴつたり註文に合ふが、合ふまいが、そんなことには一向頓着なく
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
荷嵩にかさになりさうな物だつたり、由緒がはつきりわかりかねる品だつたら、その渡来の時日がぴつたり註文に合はうが、合ふまいが、そんなことには一向頓着なく
侘助椿 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)