“荒刻”の読み方と例文
読み方割合
あらぼり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とバリストルは新聞を置いて、乃公おれ見下みおろした。荒刻あらぼりの仁王を微笑ませるのもひとえにお春姉さんの威光である。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
拙い顔をしている。「驢馬ろば肖像しょうぞう」は耳け人並で全く驢馬がフロックコートを着たようだ。「何という口だろう」君は口が馬鹿におおきい。「珍世界」というのは荒刻あらぼりの仁王のように怖い顔だ。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)