“茶請”の読み方と例文
読み方割合
ちゃうけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新「だって、きまりがりいな、これはほんの私の心許りでございますから、貴方あとでお茶請ちゃうけでも買って下さいまし」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
茶請ちゃうけは塩煎餅せんべいか法事でもらったアンビ餅で、文壇のことやそのころの作者気質かたぎや雑誌記者の話などがいつもきまって出たが、ある夜、ふと話が旅行のことに移って行った。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
梅干や赤漬の生薑しょうがに砂糖をかけたお茶請ちゃうけか何かで、四辺かまわぬ高声で主客が話をしている傍で、恐らくポカンと口を開けたまま、一生懸命に聞いている鼻たらし小僧を想像して見て下さい。
登山談義 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)