“苦勞(くろ)” の例文
新字:苦労
「呉(く)れるよ程(ほど)の心(こゝろ)なら、ほんに苦勞(くろ)でも大儀(たいぎ)でも、蕾(つぼみ)の花(はな)を散(ち)らさずに、どうか咲(さ)かせてくだされよう……」熟練(じゆくれん)した聲(こゑ)の調子(てうし)が、さうでなくても興味(きようみ)を持(も)つて居(ゐ)る一同(どう)の耳(みゝ)にしみじみと響(ひゞ)いた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)