“芳烈”の読み方と例文
読み方割合
ほうれつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きょくの雪の様にいさゝか青味を帯びた純白のはなびら芳烈ほうれつな其香。今更の様だが、梅は凜々りりしい気もちの好い花だ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
死にして生、そこに芳烈ほうれつにおいさえも感ぜられる。私は、心理の共感性作用を基調にするこの歴史上の芸術の証明により、自分の特異性に普遍性を見出みいだして、ほぼ生きるにえると心を決した。
桃のある風景 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
ひとつでも堪えられないくらい芳烈ほうれつかおりを放っていました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)