花山かざん)” の例文
花山かざん・一条の御代から後三条・白河の御代にわたる頃で、御堂関白道長から、その子宇治関白頼通よりみちの頃、美術史の方でいえば法成寺ほうじょうじや宇治の平等院が出来たいわゆる藤原時代の頂上で
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
ここに花山かざんといへる盲目の俳士あり。望一もういちの流れをむとにはあらでただ発句ほくをなんでける。やうやうにこのわざを試みてより半年に足らぬほどに、その声鏗鏘こうそうとして聞く者耳をそばだつ。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
大鏡おおかがみ』に花山かざん天皇の絵かき給ふ事を記して
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)