トップ
>
鏗鏘
ふりがな文庫
“鏗鏘”の読み方と例文
読み方
割合
こうそう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうそう
(逆引き)
人性の内底に
鏗鏘
(
こうそう
)
の音を傾聴するところ、そこに
漲
(
みなぎ
)
る歓喜の声と共に詩は生まれ、芸術は育つ。かるがゆえにわれらは内面生活の貧弱と主観の空疎とを恐れねばならない。
愛と認識との出発
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
ここに
花山
(
かざん
)
といへる盲目の俳士あり。
望一
(
もういち
)
の流れを
汲
(
く
)
むとにはあらでただ
発句
(
ほく
)
をなん
詠
(
よ
)
み
出
(
い
)
でける。やうやうにこのわざを試みてより半年に足らぬほどに、その声
鏗鏘
(
こうそう
)
として聞く者耳を
欹
(
そばだ
)
つ。
俳諧大要
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
わしは
白昼
(
はくちゅう
)
に見たのだから。それは無数の霊の空中に
格闘
(
かくとう
)
する恐ろしい光景であった。わしは武器の
鏗鏘
(
こうそう
)
として鳴る音を空中に聞いた。そのあるものは
為義
(
ためよし
)
のようであった。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
鏗鏘(こうそう)の例文をもっと
(3作品)
見る
“鏗鏘”の意味
《形容動詞》
琴や金石が鳴るさま。
(出典:Wiktionary)
鏗
漢検1級
部首:⾦
19画
鏘
漢検1級
部首:⾦
19画
“鏗”で始まる語句
鏗
鏗然
鏗爾
“鏗鏘”のふりがなが多い著者
倉田百三
正岡子規