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舂
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うす
ふりがな文庫
“
舂
(
うす
)” の例文
さて妻が子に食を与え隣家へ
舂
(
うす
)
つきに往くとて、子を伴れ行くを忘れた。子の口が
酥酪
(
そらく
)
で
香
(
にお
)
うを
嗅
(
か
)
ぎ付けて、毒蛇来り殺しに掛かる。
十二支考:09 犬に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
日が
舂
(
うす
)
つく。山の端かけて空があからむ。その紅もうすく、よどんでしまう。風が私の頬をなぶる。
雪の武石峠
(新字新仮名)
/
別所梅之助
(著)
水車がゴト/\
舂
(
うす
)
づいてゐる、鶏が餌を捜してクッ/\啼いてゐる、傾斜のゆるい坂路の村の中には、荒物屋があつて、夾竹桃の花が、その庭に真ツ赤に咲いてゐる、導かれたのは村長で
天竜川
(新字旧仮名)
/
小島烏水
(著)
夕陽が山に
舂
(
うす
)
ずくと、錦を織った紅葉の色が、一時にカッと燃え立って、眼の
眩
(
くら
)
むばかりに美しい。
連
(
つ
)
れにはぐれた一羽の
烏
(
からす
)
が山の中腹を飛んで行くさえ、夕暮れの寂しさを増して見せる。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
舂
漢検1級
部首:⾅
11画
“舂”を含む語句
米舂
夕舂日
挽舂
剉焼舂磨
舂米屋
舂女
餅舂
賃舂
舂米部
舂米女
舂杵
舂引音頭
舂屋
舂場
舂入
立舂
稻舂
碓舂
石舂
泉舂